平成20年度・福岡中村大学人間発達学科講演会・3年生 (2009年1月30日)
『人間発達の土台には子どもに生きる力を 〜「三つ子の魂百まで」〜』
講師:ジョエル・アソグバ
絵本で普遍的な価値観をつたえよ
カラフルな絵本で子どもたちに普遍的な価値観(愛、思いやり、命の大切さ、みんな違って みんないい…)を伝えよう!
1)にじのこどもたち(ジョエルの絵本、日・英・仏3カ国語版、A4版、2001年)
「にじって、いろんないろがひとつになってるからきれいなんだね。」
七色に輝く虹のように、私達人間も自他の違いを尊重し、調和のもとに生きてこそ、争いのない安定した社会が実現できる。そんな平和のメッセージを込めた絵本。
2)ごぼうさんおいろは・・・(ジョエルの絵本、日・英2カ国語版、A4版、2004年)
「せかいじゅうのいろはどのいろもおなじようにきれいなんだね。」
『にんじんさんがあかいわけ』という絵本を読んでショックを受けた著者が、
多様性を認め合い一人一人の違いを尊重し、共生することの大切さを訴える絵本。
人間発達に欠かせない価値観
コミュニケーション能力、社会技能、人間力、自尊心、自尊心
1)コミュニケーション能力(コミュニケーションのうりょく、communication ability)とは、一般的に「他者とコミュニケーションを上手に図ることができる能力」を意味する。
2)社会技能(しゃかいぎのう)またはソーシャル・スキル(英語: Social skill)とは、社会の中で普通に他人と交わり、共に生活していくために必要な能力。
3)人間力(にんげんりょく)とは、人間としての総合的な能力のことを指す。学力やスキルのみに依存しない。
4)自尊心(じそんしん)は自尊感情(じそんかんじょう)とも言い、(英語: self-esteem
“ セルフエスティーム”)自己の存在や在り様を尊重する(大切に思う)感情のこと。
5)自尊心(じこどういつせい、セルフ・アイデンティティ(Self Identity))とは、自分は何者であり、何をなすべきかという個人の心の中に保持される概念。自我同一性(じがどういつせい)ともいう。
学習:秘められた宝
学習:秘められた宝(がくしゅう:ひめられたたから、Learning:The Treasure within)は、ユネスコ(UNESCO)が設置した21世紀教育国際委員会(The International Commission on Education on for the Twenty-first)報告書に名付けられた表題。報告書は生涯教育を受けた提言が取りまとめられている。
21世紀教育国際委員会報告書「学習:秘められた宝」は、生涯学習の視点から人類発展のための教育の在り方を幅広く検討し提言している。中でも委員会の掲げた教育方針である学習の4本柱は今日でも広く使用される。
学習の4本柱:1)知ることを学ぶ(learning to know) 2)為すことを学ぶ(learning to do) 3)共に生きることを学ぶ(learning to live together) 4)人間として生きることを学ぶ(learning to be)
この理念は、人間の生誕からの生涯の各時期における教育と学習を関連付ける垂直的統合(時間的統合)と、成長過程での横断的な教育と学習機会を関連付ける水平的統合(空間的統合)といった生涯にわたる発達的要素を内在して、教育と学習の在り方を位置づけている。
アンケート:今日の講演会に参加して、どのような感想を持ちましたか。
愛、思いやり、命の大切さという目に見えないことを小さい頃から教えることの大切さが印象に残りました。愛がない人は思いやりが持てないし、思いやりがない人は命を大切にできないというのはとても納得できました。心の教育、普遍的な価値について絵本を通して教えることは本当に効果的だし、幼児期、児童期の子どもたちには分かり易いなと思いました。
この講演を聞いた私達はきっと将来思いやりのある子どもを育てる教師になると思いました。普段から思いやりをありがたく思ったり、苛々しても自分のわがままと切り替えるのは難しいことです。当たり前のことでも意識しないと間違うことがある。教師や親もありえることです。
一日の始まりは挨拶から。おはよう、今日も元気だよ。これも立派なコミュニケーションであるし、繰り返し行うことができるのでコミュニケーション能力を高めていくには、まずは挨拶からだなと思いました。また、アソグバ先生が言われていた3歳からの心の教育はほんとに大事だなと感じます。思いやりがない人は人を愛せない。人を愛せない人は命の大切さがわからない。ほんとその通りだなと思いました。人をもっと愛していくにはコミュニケーション能力は絶対に必要であるし、それは今後自分が教育に携わっていく立場として大切にしていきたいなと思います。治療よりも予防。絶対に忘れません。
いじめについてお話があり、昨日もそのニュースがありました。どうしても問題が起きるとそれを面倒臭いと感じ、早く解決することを望んでしまう。
それではだめなんだなと改めて感じました。相手が謝ったことが解決ではなく、話してコミュニケーションをとって、お互いにわかりあえて初めて解決と言える。また、同情するのではなく、相手の痛みを自分の痛みとしてとらえ、共感していくことが大事なんだなと分かった。教師として、いずれは親としてどうやって子どもの教育をしたらいいんだろうと考えることがあります。アソグバ先生のお話をひとつの参考とさせて頂きたいと思います。
アソグバ先生の“世界はみんなつながっている”という言葉がまず私の胸に響きました。自分の子どもが産まれたとき、妻・子・両親に留まらず世界に目を向けるなんて凄いなと思いました。この気持ちを大切にすることは世界の人と理解し合うためのひとつの鍵となるだろうし、お互いが目を向け合うことで“差別”なんて言葉はなくなるのではないかなと思いました。また、絵本の読み聞かせを聞いて、改めて“みんな違ってみんないい”という言葉には大変深い意味があるんだなと感じました。教師になったとき、自分が全て正しいと思わず、固定観念を持たずに多くの人の意見を大切にすることを胸に留めておきたいと思いました。
3P
一人一人に自分の色があるので、その色を尊重し、個をのばして成長していくこと。このことを世界中の人がしていれば、差別はなくなるのではないかと思います。人のことを批判するのではなく、協調していければいいと思います。感謝の気持ちを忘れずに、人のためには何ができるのかを考え、奉仕することのできるような人間になりたいです。
子どもの頃から(3歳頃から)自分の気持ちを自分の言葉にして話すということをしておくことで、自分の悩みの解決法を学んだり、友達の気持ちを友達の立場になって考えることもできる。これが生きる力となり、「心の教育」にも繋がるのだと分かった。また、思いやりの気持ちを持ち、他人の痛みを自分の痛みとして考えられるようになることで優しさあふれる世界ができるのだということも分かった。(中略)きっと子どもの頃から会話することの素晴らしさを知っているならば、愛する気持ち、思いやりの気持ち、命の大切さ、みんな違ってみんないいということも自ずと分かってくるのではと感じた。
今日の講演会で私が一番印象に残った言葉は、「可愛そうと思ったり、感じたりすることで、そこから人は無関心になる」というものでした。可愛そうだと思うと、自分はその人のことをあたかも考えているように思うが、そこから先には確かに進まないように思った。可愛そうだと思うのではなく、その人がどんな風に悲しかったのか、何がつらかったのか、たくさん話をして、コミュニケーションをとって、その人の気持ちに寄り添うこと、共感することが大切なのだと感じました。
心の傷はなかなか癒えるものではないし、いじめなどが起きてからでは遅いので、日頃から子ども達に教えていく機会やクラス全体で考えていけるような場をつくることも大切だと思った。
「愛、思いやり、命の大切さ」子どもたちがこの3つを知るためには、保育者が愛を持って子どもと接すること、そして、絵本や話などを通して命は生れていずれなくなってしまう1人に1つずつしかないとても大切なものだという尊さを伝えることからなのではないかと思います。
現代の子ども達は、コミュニケーション不足だと思います。直接言葉で話さなくても携帯やインターネットがあるので、文字で会話することができます。やっぱり会話する時は、ちゃんと相手の目を見て、相手の表情を見て話すことがとても大事だと思います。
どんなに小さくても子どもは力を持っている。子どもの力を信じ、愛と思いやりと命の大切さを土台とした教育を行っていこうと思います。
最初、先生の講演を聞く前に配布された新聞記事を見ました。“「外国人」じゃない”という見出しにジョエル先生の顔写真があり、どうしてかなと思いました。でも話を聞くと、そういう見た目だけで他の国だという固定観念を持つのではなく人として、一人一人が違いはあるかもしれないが尊重されるべきだということを伝えたいのだと知り、私もそのように子どもに教えることができたらと思いました。
今の日本では、子ども達を守ろうとして過保護になりすぎているということを自覚しました。過保護になることは、子ども達を守っているのとは違うことであり、問題をのりこえることのできる力を育てるようにすることが何より必要であると知りました。将来、自分のクラスの子ども達、または自分の子どもが問題にぶつかった時、共に考え行動することのできる大人になりたいです。
人権教育の基にあるべき物はコミュニケーション能力であること。問題がある時ほどコミュニケーションを取ることが大切であるということ。そして、子ども達に考えさせる時間を作ることが大切だということ。絵本を見ても感じましたが、勝手に相手に対して“これはまだ早い”など決めつけないで子どもの成長は無限大だから、自分から子ども達に学んでほしい事を考えて子ども達によく分かるように分かりやすいものを提供してみたらいいと思いました。
- 2009/02/13(金) 02:38:26|
- 未分類
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My body is from the flesh and blood of my parents
I am aware of the sacrifice my mother made in giving birth to me
I am aware of the sacrifice all the people who brought me up have made
With ceaseless care and love
You All have made me a proud man
The food I eat
The clothes I wear
The life I lead
Are all the gifts of You All
If I do not honor You All
How can I lead a happy life?
My primary duty
Therefore
Is to honor You All
Only then
Can my debt to You All be discharged
Nor is that all
The debt to You All
Can also be fully discharged
By rendering service to Humanity
- 2009/02/09(月) 23:35:07|
- poem(英語)
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True peace can only be attained
By controlling our senses
By holding down the waves of our mental agitations
By balancing the weights of our
Love and hate,
Joy and sorrow,
Hope and despair.
To achieve peace
We need unity of all mankind
Blended in only one spirit
- 2009/02/09(月) 23:32:21|
- poem(英語)
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平成20年度・福岡中村大学人間発達学科講演会・3年生 (2009年1月30日)
『人間発達の土台には子どもに生きる力を 〜「三つ子の魂百まで」〜』
講師:ジョエル・アソグバ先生
アンケート:今日の講演会に参加して、どのような感想を持ちましたか。
愛、思いやり、命の大切さという目に見えないことを小さい頃から教えることの大切さが印象に残りました。愛がない人は思いやりが持てないし、思いやりがない人は命を大切にできないというのはとても納得できました。心の教育、普遍的な価値について絵本を通して教えることは本当に効果的だし、幼児期、児童期の子どもたちには分かり易いなと思いました。
この講演を聞いた私達はきっと将来思いやりのある子どもを育てる教師になると思いました。普段から思いやりをありがたく思ったり、苛々しても自分のわがままと切り替えるのは難しいことです。当たり前のことでも意識しないと間違うことがある。教師や親もありえることです。
一日の始まりは挨拶から。おはよう、今日も元気だよ。これも立派なコミュニケーションであるし、繰り返し行うことができるのでコミュニケーション能力を高めていくには、まずは挨拶からだなと思いました。また、アソグバ先生が言われていた3歳からの心の教育はほんとに大事だなと感じます。思いやりがない人は人を愛せない。人を愛せない人は命の大切さがわからない。ほんとその通りだなと思いました。人をもっと愛していくにはコミュニケーション能力は絶対に必要であるし、それは今後自分が教育に携わっていく立場として大切にしていきたいなと思います。治療よりも予防。絶対に忘れません。
いじめについてお話があり、昨日もそのニュースがありました。どうしても問題が起きるとそれを面倒臭いと感じ、早く解決することを望んでしまう。
それではだめなんだなと改めて感じました。相手が謝ったことが解決ではなく、話してコミュニケーションをとって、お互いにわかりあえて初めて解決と言える。また、同情するのではなく、相手の痛みを自分の痛みとしてとらえ、共感していくことが大事なんだなと分かった。教師として、いずれは親としてどうやって子どもの教育をしたらいいんだろうと考えることがあります。アソグバ先生のお話をひとつの参考とさせて頂きたいと思います。
アソグバ先生の“世界はみんなつながっている”という言葉がまず私の胸に響きました。自分の子どもが産まれたとき、妻・子・両親に留まらず世界に目を向けるなんて凄いなと思いました。この気持ちを大切にすることは世界の人と理解し合うためのひとつの鍵となるだろうし、お互いが目を向け合うことで“差別”なんて言葉はなくなるのではないかなと思いました。また、絵本の読み聞かせを聞いて、改めて“みんな違ってみんないい”という言葉には大変深い意味があるんだなと感じました。教師になったとき、自分が全て正しいと思わず、固定観念を持たずに多くの人の意見を大切にすることを胸に留めておきたいと思いました。
3P
一人一人に自分の色があるので、その色を尊重し、個をのばして成長していくこと。このことを世界中の人がしていれば、差別はなくなるのではないかと思います。人のことを批判するのではなく、協調していければいいと思います。感謝の気持ちを忘れずに、人のためには何ができるのかを考え、奉仕することのできるような人間になりたいです。
子どもの頃から(3歳頃から)自分の気持ちを自分の言葉にして話すということをしておくことで、自分の悩みの解決法を学んだり、友達の気持ちを友達の立場になって考えることもできる。これが生きる力となり、「心の教育」にも繋がるのだと分かった。また、思いやりの気持ちを持ち、他人の痛みを自分の痛みとして考えられるようになることで優しさあふれる世界ができるのだということも分かった。(中略)きっと子どもの頃から会話することの素晴らしさを知っているならば、愛する気持ち、思いやりの気持ち、命の大切さ、みんな違ってみんないいということも自ずと分かってくるのではと感じた。
今日の講演会で私が一番印象に残った言葉は、「可愛そうと思ったり、感じたりすることで、そこから人は無関心になる」というものでした。可愛そうだと思うと、自分はその人のことをあたかも考えているように思うが、そこから先には確かに進まないように思った。可愛そうだと思うのではなく、その人がどんな風に悲しかったのか、何がつらかったのか、たくさん話をして、コミュニケーションをとって、その人の気持ちに寄り添うこと、共感することが大切なのだと感じました。
心の傷はなかなか癒えるものではないし、いじめなどが起きてからでは遅いので、日頃から子ども達に教えていく機会やクラス全体で考えていけるような場をつくることも大切だと思った。
「愛、思いやり、命の大切さ」子どもたちがこの3つを知るためには、保育者が愛を持って子どもと接すること、そして、絵本や話などを通して命は生れていずれなくなってしまう1人に1つずつしかないとても大切なものだという尊さを伝えることからなのではないかと思います。
現代の子ども達は、コミュニケーション不足だと思います。直接言葉で話さなくても携帯やインターネットがあるので、文字で会話することができます。やっぱり会話する時は、ちゃんと相手の目を見て、相手の表情を見て話すことがとても大事だと思います。
どんなに小さくても子どもは力を持っている。子どもの力を信じ、愛と思いやりと命の大切さを土台とした教育を行っていこうと思います。
最初、先生の講演を聞く前に配布された新聞記事を見ました。“「外国人」じゃない”という見出しにジョエル先生の顔写真があり、どうしてかなと思いました。でも話を聞くと、そういう見た目だけで他の国だという固定観念を持つのではなく人として、一人一人が違いはあるかもしれないが尊重されるべきだということを伝えたいのだと知り、私もそのように子どもに教えることができたらと思いました。
今の日本では、子ども達を守ろうとして過保護になりすぎているということを自覚しました。過保護になることは、子ども達を守っているのとは違うことであり、問題をのりこえることのできる力を育てるようにすることが何より必要であると知りました。将来、自分のクラスの子ども達、または自分の子どもが問題にぶつかった時、共に考え行動することのできる大人になりたいです。
人権教育の基にあるべき物はコミュニケーション能力であること。問題がある時ほどコミュニケーションを取ることが大切であるということ。そして、子ども達に考えさせる時間を作ることが大切だということ。絵本を見ても感じましたが、勝手に相手に対して“これはまだ早い”など決めつけないで子どもの成長は無限大だから、自分から子ども達に学んでほしい事を考えて子ども達によく分かるように分かりやすいものを提供してみたらいいと思いました。
- 2009/02/09(月) 23:09:38|
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(絵本作家 ジョエル・アソグバ カナダ=福岡県筑後市在住)
讀賣新聞・読者のページ・LOOKにっぽん
2008年1月31日
このところ、家族内での殺人が相次いでいることに大変心を痛めている。このような事件が続く大きな原因は、日本では深い愛情に欠ける家庭が多いことにあるのではないだろうか。
私は教育や家族のあり方、幼児のしつけについて全国の学校などで講演活動を行っている。その際、子供たちに「親を愛し、尊敬していますか」と聞いてみると、その答えに暗たんとした気持ちになる。「両親を愛していません」「何でも買ってくれるから好き。もし、買ってくれなくなったら嫌いになる」などだ。
このような回答が出てくるのは、親が自己犠牲の精神や我慢強さ、他者への理解などを教えていないからだと思う。多くの日本の親は、好きな物を何でも買い与えて子供をだめにしている印象が強い。子供が成長してからしかろうとしても、親に対して怒り、暴力をふるうようになる。 私にも小学生の子供が3人いる。確かに物の善悪を教えたり子供をしかったりするのは気持ちよいことではない。それには親としての意志の強さが必要だ。子供を愛しているからこそ、しかることもできるのだ。
- 2008/12/29(月) 22:14:26|
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